アドラー心理学 - 子供の共同体感覚をどう高める?

こんにちは、ぴとです。

 

今回は、以前書いた「共同体感覚」をどう高めるか、です。

 

子育てや、学校の生徒との接し方で、そのこの共同体感覚を高めたい時に、どう接することが有効的か書きたいと思います。

 

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鴨肉

 

 

もちろん子育ての経験は全くありませんが、育てる立場として、個別指導の塾講師を4年間続けました。アドラー心理学の本を読んでたくさん共感できる内容があったので、その中から少しだけ共有します😌

 

ここでの場面は、相手に協力を求めて、助けてもらった時です。

 

まずここで覚えておきたいのは、共同体感覚で必要な3つ

1. 自己信頼

2. 他者信頼

3. 所属感

である。ということです。

 

今回は単純に、自分の子供にゴミを捨ててもらった時や、生徒に頼んで何かしてもらった時、もしくは上司が部下に何か頼んだ時、です。

 

そこで相手にかける言葉によって、その先が全く違います。

やることを済まして、戻ってきた相手に対して、どう反応するか、

1. 褒める

2. 感謝する

 

 

アドラー心理学的な成果は、2の「感謝する」です。

 

もちろんこれを普通に意識できている人もたくさんいると思います。

 

ですがここが1か2かによって、中身が全然違います。

 

1.「褒める」

→褒めるのは、できなさそうなことができた。最初は期待はしていなかったから、驚いて褒める。褒める行為は一見良いようで、実は少し上から目線。

 

2.「感謝する」

→相手に対して対等な目線。できると思って頼んだが、その行為のおかげで、自分が本当に助かったことを伝えられる。

 

共同体感覚は信頼が所属感を生みます。

 

では1か2どちらが、「信頼感」を生むか、一般的に考えると「感謝する」です。褒められて伸びる子供、生徒、部下ももちろんいると思います。それがその人にとっての所属感になっているかもしれません。

 

ですが、その人が急に褒められない状況に置かれた時どうなるか、想像できますね。「感謝」というのは、どこにいっても、立場が下でも上でも、どの場面でも起こりうることです。それを自分とに取っての、所属感になるのが一番いいのかなと思います。

 

自分の周りに、育てる人がいる時は、時には「褒める」ことも大切かもしれませんが、「感謝する」ということを大切にしましょう。「褒める」は長期的な成長には繋がりにくいのかもしれませんね。

 

以上、「褒める」より「感謝」しよう。という内容でした。笑

 

当たり前のことかもしれませんが、もう一度感謝の気持ちを大切にしようと感じました!

 

ではこの辺で

 

Bye!

 

Tatsuya

 

 

<参考文献>

小倉広(2014) 「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」
ルフレッド・アドラー 「生きるために大切なこと」